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きらめく沢山の小さな星たち

もう、2ヶ月ほど経ってしまったのですが、
トリレーベルオーナーのタナカミノルさんのワンマンショーへ行ってきました(*´ェ`*)
現在はトリレーベルは畳まれていて、(実は終了されたのはもう3年前だそうです)
トレオレコードというレーベルをされているそうです。
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私も大阪在住時代、直接ではないのですが
ベアーズのフライヤーやら他の人づてにやらでトリレーベルの存在は知っておりましたが
(しかもナメリカンパーマというバンドもよく名前みてたし知ってた!)
前回の記事の内容と重複しますが
シバタさんと出会うまでは長年ニアミス状態でした。

しかしまぁ、出会う人たちとは必ず出会えるようになってるもんで。
思えば東京に来てすぐに、本松洋子さんのライブ観たさに
高円寺の円盤へ行った時のスペシャルゲストはタナカさんだったし
セプチマ夏祭りでボルゾイがライブをした時にも
(スイカ割りや花火、楽しかったな〜)
タナカさんが一緒に来ていたし
そして以前姫路のゑでぃまぁこん夫妻のとこへ遊びに行ったときにも
何故か手渡されたのはトリレーベルのステッカーw
(それは有難く、ふむふむでライブする時に使ってるエレドラに貼らせていただいております)
私が不思議な縁で一緒にトリオをやることになった
加藤りまちゃんのPVを作ったのもタナカさん、

そして、何よりも東京へ来て出会う人出会うひと、みんな鳥取出身、、、
(そして鳥取出身の人たちは何故かみんな一様に自然体で良いひとで素敵、、)
あ、勿論、当たり前すぎて書きそびれましたが、フムフムシバタはトリレーベルの雄ボルゾイのメンバーです。

しかし、これだけの包囲網に囲まれ何となく知っているつもりでいたけれど
実はトリレーベルや鳥取のドン、タナカさんの事を全然ちゃんと知らなくて
この機会に一気にちゃんと知ろうという気持ちと、
もう二度とないワンマンときいて
これは行かないと絶対に後悔するんじゃないかという気持ちでいっぱいで
何かに背中をグイグイと押されるような気持ちで円盤へゆきました。

もう観てからだいぶ経ってしまったので、俯瞰的になってしまうのですが
とにかくこのワンマンショーの為におそらく分単位で構成を考え、映像や曲を準備し、
相当に緻密に計画を練って来ていたのだと思います。
タナカさんの人柄、愛される理由がその時間の中にギッシリと詰まっていました。
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中でもインタビューVTRが、切なくて笑わせて共感の嵐で秀逸でした。
鳥取という、失礼ながら日本の典型的な片田舎で「普通」に生活している大人達の
インディの音楽活動を続けている人へのある意味冷ややかな本音。

タナカさんちのミノルくん、ほら、あの子、もういい年してるのに
アートだかインディだか分からないけど変わったことばっかりやっててね、、、
それで大ヒットでもすればいいんだろうけど、テレビに出られる訳でもないし。
全然名前も知られず売れてもいないらしいじゃない、、、
みたいな。。
(実際はこんなあからさまなセリフは無く、かなり脚色して書いておりますが、
言外に示してるのは大体こんな内容だったように思います。。)

そして最後に、タナカさんのお母さまのインタビュー。
(これもちょっとうろ覚えなので、あまり正確ではないのですが、、、)
そりゃあわたしは母親ですからね。息子の頼みなら何でもするでしょ。
わたしはね、ミノルの道楽に付き合ってるだけですよ。

この温度差。
いや、温度差というと語弊があるかもしれないですね。
元々からのみている世界が違うというか。
これって、音楽やらレーベルやらをずっと続けているひとなら
誰もが感じるモヤっとした気持ち悪さで
もうこれは、どちらが悪いとか間違ってるとかではなく、両方ともに正しい気持ちと思う。
このモヤの中に呑み込まれて日常のあれこれで音楽をやめてしまう人も沢山いるし
それはそれで別に間違ってなんかいないと思う。

ただ、音楽というのは、一旦やめてしまえば、そこで時が止まってしまうものなんだなとも思う。
時が止まり、成長も止まってしまう。記憶も止まってしまう。
10年も20年も前の自分をタイムカプセルから掘り起こして
未だにその呪縛を引きずっているとか、痛々しい。

わずかでもいいから試すことを続けてゆくことで、いつまでも新しくいられて
それが出来るということが所謂プロでないというか
音楽で生計をたてていないひとの特権であるというか
そんなことを思ったりもするのです。
良い意味で責任を負わないで済むというか。。。

テレビから流れる音楽しか知らない普通のひとは
インディなんて言ったってテレビに出る前の予備軍ぐらいにしか思ってないだろうし
それもある意味ひとつの見方だと思うけれども
結局、最後に目指すものが違うからそれと正面から向き合ったってどうしようもない。

じゃあ何を目指すのよ?
と、典型的な片田舎の大人達に問い詰められたら
そりゃあもう「道楽です」というのが一番正しい答えだと思う。
自分も働くことでは随分と苦労しているつもりだから、片田舎の皆さんの気持ちは痛いほどわかる。
だってお金を貰える仕事って楽しいことじゃないし。。

最終的に何を目指すのか、それは人によって違うんだと思うけれども
自分の答えはずっと決まっていて
「いつまでも新しく続けてゆくこと。そして同じように、真っ直ぐに続けているひとたちと
 緩やかでいいから星のまたたきのように光を交換しあいたいということ。」

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サンレインレコーズという、
ゆーきゃんさんという名前の素敵な歌声のSSWの方が運営されている
ネットでのレコードショップがあるのですが
Twitter上でいつも書かれているディスクレビューがそれはそれは素敵な文章で
ちゃんと音源を聴いた上で、自分なりに咀嚼して、そしてそのミュージシャンの情報もちゃんと調べて
彼らに敬意を払い、音楽に対する溢れる愛情をもって丁寧に紹介しているのです。

そんなの彼にとっては当たり前なのかもしれないのだけれど
ちょっと前まで、レコードショップの店員であることがステイタスみたいな時代があって
その頃のプレス用の文章をそのまま丸写ししているか
自分の感性と思い込みだけで軽々しく書かれているディスクレビューに
本当にウンザリして腹を立てていた自分には(その反動かレコ屋のレビューあまり読まなくなった)
ああこれだってすごく嬉しくなりました。

そしてその紹介文にはいつも、○○県の何人組バンドみたいに
そのミュージュシャンの住んでいる場所や編成が書かれていて
それをみるといつも、日本のあちこちに星のようにキラキラと音楽活動を続けている人たちがいることを
イメージ出来て
ちょっと前までなら、バンドをやるなら東京に行かないといけなかったのかもしれないけれども
今はそういう距離も縮められるようなツールが沢山あって
地方で足をつけて生活をしてゆきながら同じ時代の気持ちを持って活動してゆけるようになったのかなと。

そして海外からの来日ミュージュシャンも、ちょっと前なら東京・名古屋・大阪のクアトロとかそんなのだったのが
松本とか長野とか金沢とか新潟とか神戸京都・・・・なんかのライブハウスとかカフェでカジュアルにやったり。
なんだか来日率も増えてきたような。
(たぶんこれは、現地ミュージシャンと直接の交流があるSDPの福田さんやアスナくんの功労も大きいのでしょう)
そうやって世界の同じインディミュージシャンと刺激を受け合って交流を交わし合う。

これってもう20年くらい前にスティーブンパステルが言ってた事で
いつか日本もこうなればいいのに、なんて思い続けていたことで

まぁ長々と綴りましたが
要するにタナカさん応援してます!ということです。
鳥取バンザイヽ(*´∀`)ノ


by wankorosan | 2013-05-12 22:43 | 音楽とか
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