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音楽はカネにならない(*´ェ`*)

しばらく前から作っていた犬フィギュアは無事に本日、里親様のところへと旅立ちました。
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まだまだビギナーで、作り始めてからまだ半年でこれが4体目
なのですが、自分が心血注いでつくったあのアルバム4枚分ちょいぐらいのお値段で売れまして。。
もちろん嬉しいのですが、いやいや音楽のほうが作るの大変なんだよと
ちょっと思ったりもしてしまいました。
前に作った2作目の柴次郎くんもいきなり売れたし
作り始めていきなり儲け?がでてしまうと複雑な気持ちです。
わたし20年音楽活動してますが、プラスマイナスでいえば全然マイナスが大きいですw
ずっとそういうフィールドで創作してきたので
「え、こんなんでいいの?」という戸惑いの方が大きいというのが
正直な感想です。

音楽は、ほんとうにお金という面では得るものが少ないです。
自分の活動スタンスでは何もこの方面では言えることは無いのですが・・・
わたしよりも何十倍もライブをやったり告知をしたり、人間関係を頑張っている人でも
おそらく、純粋に出演料とCD売上で生計をたてられている人なんて殆どいないのではなかろうか。
(当然ながら、自分のまわりのインディペンデントミュージシャンのお話しです)
わたしは音楽で生計をたてるのがよいこと、とは全く考えていないです。
音楽をやっている理由は人それぞれですが自分の場合は
人生をかけるものではあるけれども
生活をかけるようなものではないし、生活とともに産み出されてゆくものだと思っています。
とはいえ、なんというか、、、、他ジャンルのアートと比べると、軽視されすぎというか、、、

カネにならないけれど、自分の美しくて良いと思うものを作る
その行為の自己満足感。

ところで
勿論、作ってるときは結構神経と集中力は使っておりますが
こういった動物フィギュアを作るのに、音楽を作るほどの苦しさを感じないのは
なんでなのでしょうか、とつらつらと考えると
こっちはゴールがはっきり見えているからラクなんじゃないかと思います。
ゴールは、自分の場合は本物の動物です。
毛並みがふさふさとした動物の可愛らしさ、萌え感があれば
自分で見てああ可愛いねーと喜んで満足し、ゴールの達成感を持てます。
お手本が本物、という点がとてもはっきりしている。

でも、音楽はそういうのがあまりなくて・・・
着地点がわからずに作り始め、ゴールもたどり着いたのかどうかわからない。
いや、わたしの場合は楽器を持つ前に脳内であらかたの構成は作ってしまうので
ふわりとした出来上がりの絵は持ってから始めるのですが、でも、
時事ネタ的ですが拾ったデザインのトレース、のようなこともしていないし
(どこかにあの曲の空気を、とかそういうベースは多少あるのですが
 それは簡単にわからないぐらいには消化していると思います。
 もし何かの曲に似ている曲があるとすれば、それは偶然か、聴く方の捉え方です)
ミックスを延々とやっていて、思いつめると本当にどれが良いのか全然わからなくなってくる。

性格的なものもあって
ミックスも人形も、延々と手直しし続けてしまいたくなるので
少し時間をおいて改めてみたときに修正点が無ければ出来上がり、としています。
人形は時間をおいて見ても可愛いのに、音楽は・・・
聴くときのコンディションや環境でよくないように感じてきてしまう。
自分のものだけでなくて、どれだけ好きなミュージシャンのものであっても
ものすごく響くときとそうでもない時がある。

ここに、音楽がカネにならない理由のひとつがあるのかもしれないですね。
目に見えなくて、危うくて、絶対的な価値が無い。
皆がいいと言う、という位しか価値のつけようが無いと思うのです。
だから音楽を共感できるひとは、他のものを共感できるひとよりも
余計に親しく感じてしまうのかもしれないし
自分にとってすごく特別な友達だと思ってしまうのかもしれない。


☆余談ですが、デザインのトレースのあの件で、
 テレビのワイドショーで
 音楽も同じで元ネタに似せて作る
 とか、本当に新しい音楽なんて無いから、とか
 そういう事をしたり顔で言っていたコメンテーターは
 まったく意味がわからなかった・・・
 曲を作るというのは、そういうことではないです。
by wankorosan | 2015-09-08 17:57 | ヒトリゴト
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