<< 夏を待つ 23年の時をこえて >>

その星あかりを道しるべに

昨日は京都で行われたVashti Bunyanの来日公演へ行ってきました。
実は、「完成形のアルバムを聴ければライブはまぁいいかな・・」と思ってしまうほうなので
あまり来日公演などをマメにチェックしたりしないし、知っていても行かなかったり
という事ばかりなのですが、
去年のアルバムも最後と言っていたし、もしかするとこれは最後かもしれない・・・と思って
今回は情報を知ってすぐに必ず行こう、と心に決めていました。

前回の来日は大阪で、そのときにも観に行ったのですが
クラブみたいな会場で立ち見で人が沢山いてあまり姿が見えず、
しかもあんな静かな音楽なのに会場のスタッフが演奏中に音をたてていて気になってしまった という
あまり良い印象が無かった覚えがあります。
(わたしが来日ライブが好きでないのはスタッフや招待プレスの態度とかも一因なのかもしれないです・・
 もちろんそうではないイベンターも沢山いらっしゃいますが、、)
そのリベンジ、という気持ちもどこかにあったのかもしれないです。

今回は東京と京都の2公演のみで、東京は教会らしいのですが
京都は企業の研修や会議に使用されるらしい
こじんまりとした市民ホールで行われていました。
f0154000_1327423.jpg

高校生のときに、ブラスバンドの定期演奏会を行ったホールよりもちょっと小さいぐらい。
飲食禁止の指定席で、ホールに皆がきちんと着席していてしんと静まり返った中で
ささやかな2人だけのセットでささやく様に放たれた歌声は
それはそれは素敵でした。
小さな星座のように光っていた照明もすごく良かった。

さきほど知ったのですが、彼女は来年なんと70歳になるらしいですね・・・
それであの歌声とは、驚き。。
ささやくようで、決して自分を必要以上に大きく見せようとはしないけれど
その声は自分の作る曲についての確かな自信に満ちていて
自分の見えている世界、ていねいに作り上げた世界を大事に伝えようとしている姿勢が
わたしにはとてもとても気高く美しく見えました。

これから年を重ねて自分がどうやって音楽と関わってゆけばいいのか
その道しるべを指し示してくれたような気がした時間でした。
観にいって良かった。

最後の来日かもしれない、という思いにかられて
そしてヴァシュティの存在とあのアルバムのイラストが好きすぎて
いつもはスルーしている物販をこの日のお土産に買いました。
f0154000_1355349.jpg

手芸の綿入れという役割をあたえてみました(*´ェ`*)

****************************************************************

全くこの流れとは関係ないのですが
さっき洗濯物を干していたら、目の前の駐車場からすごい剣幕の怒鳴り声が。。
いつも喧嘩しているお隣りの若夫婦かしら、とみたら何と80過ぎぐらいの老夫婦のおじいさんでした
おばあさんはもう一人ではさっさと歩けないぐらいで
いつも寄り添って静かに散歩をしていたり一緒に車で出かけているのを見かけて
ああ年を重ねても仲良くていいなあなんて微笑ましく見ていたのですが
一見すると他人にはわからない問題 というのが誰にでもあるんだなあ と
人生の一幕を垣間見ました。
by wankorosan | 2015-09-23 14:03 | 音楽とか
<< 夏を待つ 23年の時をこえて >>