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シバタとアスナ

4月3日、めでたくシバタ&アスナの2ndアルバムがリリースされましたヽ(*´∀`)ノ

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シバタとアスナ、2人は、似てないようで似ていて
似ているようで違う。
アスナくんが例えば子供の愛らしさを音楽で表現するとすれば
柴田さんは、子供そのものになって音楽を作る。

例えばアスナくんの音楽が皆を圧倒させるパフォーマンスをするならば
柴田さんは、フロアの端っこに横たわり皆をクスリと笑顔にさせる。
だけど2人が創り出す音は
どちらもファニーで人懐っこくて、独特の浮遊感にみち溢れていてたのしい。

このアルバムは、柴田さんの持つイノセントさを
アスナくんが暖かく見守る絶妙なバランスで作られていると思います。


2人ともすごく心持ちのやさしい人で
音楽に対する関わり方も自分とすごく近いものがあって
そして尊敬しているミュージシャンです。
自分は、音楽はいいけど人間性はイマイチ・・・っていうのはあまり思わない。

心持ちは自ずとその音楽に出てくるもので
例えば欲目がある人が作った音楽は、どうしてもそのような色を纏ってしまう。
(その欲目がいいっていう人もいるのかもしれないけれども・・・・
 わたしは好みではないのです)
まぁ音楽に限らず、言葉なんてその最たるものだろうけども。
職業作家みたいな、プロフェッショナルな仕事なら違うんじゃないか とも思うんだけど
その人自身と切り離して制作されたようなものは
すごいと思えど、琴線に触れる事があまりないんやな。。
最初からそう考えていた訳じゃないんだけど、
今までの自分の良い悪いの好みを考えてきたら、結局そうなるみたい。


まぁ 話がそれましたが。
どちらも、ずっと潜在的には知り合いであったのが
自分が東京に来てからちゃんと出会ったのだけれど
今では大阪にいた頃の友人と同じくらいに、大きな存在で
いや、もしかすると、
この先まだまだもっと深く関わってゆくかもしれない
不思議な縁だと思っています。

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柴田さんと初めて会ったのは
東京へ来てから数ヶ月後のこと。
画家でけいくんの友人、山口洋佑さんの個展が新宿であるから行かない?
と、けいくんの誘いで新宿で待ち合わせしたときのこと。
二日酔いのけいくんと一緒に表れたのが
同じく二日酔いの柴田さん。

その何年か前に
ジェニーがマイパルのイベントで東京のライブをやったときとか
もっともっと前に、大阪でトリレーベルのイベントをやったときとか
多分なんとなく何回もニアミスはしていたんだろうけども
とにかく、初対面は例によっての二日酔いで
そのままお昼食べに行って、2人ともさらにビールを飲んでいたw

その時のけいくんの、
「ぼくと柴田さん、バンドを始めようと思ってるんですよ」
という言葉でフムフムをやることになったのだった。


そしてほどなく、毎週のようにフムフムの練習やらイベントやらで
けいくんと柴田さんに合うようになり、
その会話の中で時々出てくる「アスナくん」はどんな人なんだろう。。
と気になりだすようになり。

一方、フムフムと並行して
前述のマイパルのイベントで東京でライブをやったときの縁で知り合った
EX銀塩つばめの端子さんからの紹介で
加藤りまさんとトリオをやり始めたんだけど
偶然にも、そのアルバムをリリースしていたのが
アスナくんの主催するレーベル、aotoaoだった。

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そんなこんなで、もうすっかりと前々からの知り合いのような気分になっていたのだけれども
実際にアスナくんと初めてあったのは
ぐうぜんにも柴田さんの時と同じように、
山口さんが取り壊す予定の古い家の壁に絵を描いてそれと一緒に演奏するんだけど
ということで国分寺の平屋ギャラリーへ行ったときのこと。

それが初めてのアスナであり、シバタ&アスナだった。
アスナくんは想像してたのよりも、青年という感じで
(勝手に柴田さんと同年代だと思ってたもんで。。。)
すでにビールを飲んでデローンと横たわっていた柴田さんの傍らで
黙々とサンプラーをいじる姿はとてもストイックにみえた。
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自分は数時間で帰宅してしまったんだけど
結局、あの日、けいくんとシバタ&アスナはずっとやっていたみたい。
外では土砂降りの天気だったのもあいまって
夢をみているような、不思議な夜でした。
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そしてその時の様子が、今度リリースされたシバタ&アスナの新作に収録されております。
写真の撮影日時をみると、録音したのが2011年の5月28日。

そう、東京では震災の後の精神的ショックを誰しもが引きずっていて
現実なんだけど、夢みたいな
そんな気持ちで毎日を送っていた頃。

自分はといえば
まだまだ東京という場所自体に地に足がついてない状態だったので
ショックとかよりも
不謹慎ながらこの連帯感でようやく
ああ 自分はここに住んでいるのかという気持ちになりはじめていたのだけれど
気持ちが優しすぎる柴田さんなどは、相当にナイーブになっていて
とにかく心の隙間があれば
それを埋めるようにと飲んでは横たわっていた時期だった。
(まぁ今も基本は飲むんだけどもw でも今は割と楽しいお酒な気がする)

そしてこの録音をした数ヶ月後に、けいくんは京都へと移住が決まり
フムフム自体も前のように毎週顔を合わせる、という訳にもいかなくなってしまったんだけれども
この平屋ギャラリーや、フィリップさんのホームパーティーや
震災直後にカピバラスの今井さんの家で寄せ集まって日本酒を飲んだことや
真冬の金沢にライブに行ったこと
そんな時間を
まだほんの2年前なのに、なんだかたまらなくキラキラと懐かしく思い出してしまう。

この半年の日々があって、今があって
そしてこれからは何があるんだろうか

などと、このアルバムの完成&リリースを迎えるにあたって
思いだしたり考えたり、いたしました。

何はともあれ、おめでとうございます(*´ェ`*)
皆さま、もしお見かけしたら是非聴いてみてくださいな。
やさしい音楽です。
シバタ&アスナ
by wankorosan | 2013-04-07 19:21 | 音楽とか