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犬の親

サウンドクラウドに新曲をアップしております。

先日、コンデンサーマイクを購入しまして、それで録音しました。
コンデンサーマイク、世界が変わりますね・・・
今までのマイクと比べると、iphone の機種を二世代ぐらい新しくしたカメラ、ぐらいの解像度の違いです。
単純にゲインが稼げるというのもあるのですが、音量を下げても歌が埋もれないです。
その代わり、歌の細かいニュアンスまで拾ってしまうので、雰囲気だけで押し切れない・・・
あとギターも同様で、ピッキングの粗もきっちり拾います。
元々、5・6弦が響きすぎるのでコンプかけて馴らしてみてます。
全体的に音質はレベルアップしたと思います。
今までは音圧だけを人並みになんとかあげて誤魔化していた感があるのですが、ちょっと奥行きが出たような。

アップロードしたのは20日ほど前だったのですが、
犬が入院したり何だと余裕がなくてブログに掲載するのをすっかり忘れていました。
ワンコは急性膵炎だったのですが、現在はすっかり元気になりました。
生き物を飼うと、そばに居たらいたで心配が絶えないし、居なかったら居ないで心配が絶えない。
せっかく犬が居ないのだから、自由に外出できるし、
と思って気分転換に美術館へ行ったり、ちょっとバイトを大目に入れたりしましたが
心の中のどうしようもない不安はどこへも行きませんでした。

人の親にはなりませんでしたが、犬の親になってみて
得たもの、失ったもの、ともにいろいろとあります。
何かを勝ち得るとは何かをなくしてゆくこと。


新しい曲について。

わたしは毎晩夢をみていて、その夢にはいくつかパターンがあります。
いつも知らない街で、今住んでいるところとは違う家に住んでいるんだけれど
夢の中ではその街のことはよく知っている。
行きつけの喫茶店があったりする。
いつも長い商店街で迷子になっている。
そして、何かの約束・・・ほとんどの場合、行きたくなかったピアノのお稽古・・・に
もうとっくに時間は過ぎているんだけれど、本当はもう辞めるって言いたいんだけれど
でも、追われるように向かっている。
小さいころ、ずっと一緒にいたカナリアを、カゴを洗うために扉をあけたら逃がしてしまう。
とおくに飛んでいって、いくら呼んでももう戻って来ない。
いつもいつも、同じ夢を何度もくりかえして見るので
もしかするとあっちが真実で、こっちは夢なのかもしれない
と、時々本気で思います。
あちらの日々の間に、こちらがあるのかもしれない。

以前にも書きましたが、わたしは天国・地獄・転生といった概念をあまり信じていません。
でも、全てが夢かもしれない、という感覚はいつもどこかにあります。
逆に夢じゃない、なんて誰が完全証明できるのだろうか。

もうひとつの曲。

テレビで宮崎市だったかな、街中に誰でも弾けるピアノが置いてあるんだそうです。
そのピアノは大人気で、みんな気軽に弾いていくらしくって
でも家で弾くのとは違って誰かに聴かれているという緊張感が堪らないんだろうな。
わたしもそこへ行って、適当なピアノを弾いたり
誰かが弾く渾身のピアノを耳にしたりしてみたいです。

音はすぐに消えてしまう。二度と同じ曲は聴けないピアノの演奏。
その、消える前の1秒を抱きしめる。
結局 音は消えてしまうんだけれども。。。
でもその音の余韻で遠い記憶が蘇る。
柔らかい陽射しのなかの。

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by wankorosan | 2018-04-19 14:26 | 音楽とか
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