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言葉について 2

引退宣言、というものをする人としない人がいる。
芸能人で周りに責任やお金が発生するひとは、
そりゃあきっちり辞めますと言わなければいけない都合もあるとは思うんだけど
そうでなく、あくまで趣味というか好きでやっていたことを
わざわざ「もう辞めます」と言って辞める人が割と一定数居て
まぁ個人の自由ではあるけれども、でも別に宣言せんでもいいのになあ とは思う。
もし再開したくなった時にちょっと気恥ずかしくなったりしないのかな 
なんて余計な心配をしてしまったり。

何年か前に、自分は直接親しくはないけれども、友人の友人ぐらいの
それなりに人気はあるけどインディのミュージシャンの子が
「引退宣言」をSNSでしていて、
(もしかするとSNSで宣言したんじゃなくってそこで拡散されだだけかもですが)
わざわざ言わんでもひっそり辞めればいいじゃん
辞めると言って辞められるんだったら、音楽ってあなたにとってその程度じゃないのか
と 冷ややかな思いをもっていたのですが
案の定、その方は割りと早くに「活動再開」をしていて、ますますその人となりが嫌になった。。
という思い出もあるのですが
それをずっと覚えているということは、自分はもしかしてその人に割りと興味があるのかな
などとも思ったり。
(音楽的には特に嫌いではないのですが、人となりはどうも苦手 とずっと思っています。今も。。)

十中八九、わざわざ「辞める」と口に出す場合は
「それはさみしい、勿体無い、辞めないで」と言って欲しいから、でしょう。。
今からちょうど10年ぐらい前でしょうか
わたしはゲームが好きなのでその関係で某掲示板に割と出入りしていたのですが
そこでさまざまなスレッドの無数のコテハンの「引退宣言」を目にして、それを確信したものです。
宣言しておきながら、こっそりとコテハンを外して書き込みを続けたりとか
しれっと名前を変えてまた再開したりとか(でも本人と分かってしまう)
傍からみたらネタかなと思うような人が沢山いて。
引き止められることで自分の存在意義を見出そうというのは、悲しいものがあります。
わざわざ「皆さんさようなら」と書く人は、絶対そのレスポンスを読みに来てる。
その一方で、何も言わずにある日突然ぷっつりと居なくなる人も沢山いて。
そういう人は本当に辞めてしまったんだろうなあと逆にさみしくなったものです。

わたしは大学のときにバンドを始めて、
そこから細々と途中全く曲を作らなくなったり(ゲーム忙しかったし)また作ったりと
何だかんだともう20年以上も一応は継続的に何らかの音楽活動を続けていますが
バンドを始めた当時の周りの人たちは大半はもう音楽活動を辞めてしまってます。

ある程度の年齢になると、生活に磨耗されてしまい音楽をする余裕が無くなってしまったり
いつまで経っても輝かしく評価されないのでモチベーションが下がってしまったり
単純に環境が変わって音楽仲間との交流が途絶えてしまい、もうやる必要を感じなくなってしまったり
理由は様々だけれども、おそらくほとんどの人がフェイドアウトしていったんだと思います。
おそらく本人も、もう今日からきっぱり辞めよう、なんて思って辞めたわけじゃない。
なんとなく、いつの間にか、楽器を触らなくなって曲も作らなくなって。

自分がもし音楽を辞めることがあるとしたら、
たぶんフェイドアウトのパターンで何となく辞めていってしまうんだと思いますが
今のところそうなる予感は全く無くって、おそらくこの先もそうだと思います。
(人生何があるか分からないので、おそらく と言いますが、自分では確信に近いです)
自分ひとりで音楽をつくって、どこかに発表して、その反響に対しては依存しない。
という姿勢でいる限り辞める理由が見当たらない。
なぜなら、自分は物心つく頃から、音楽ぐらいしかコレという趣味がないからです。
ゲームとか手芸系とかお菓子作ったりとか趣味と実益を備えた娯楽は他に持っているのですが
それとはやっぱり違うんですよね。。

小学生の頃、家にあったみんなの歌の本や、学校で配られた歌集を
端から端まで全曲覚えて歌えるようにした、とか
姉が持っていたレコードやラジオから流れる曲を必死でテープに録音して覚えた、とか
漫画で読んだ台詞になんとなく自分のオリジナルのフレーズでメロディをのせていた、とか
気づけば何らかの曲を頭の中でずっと繰り返していた、とか
他のことに比べると音楽に対する執着だけは昔からものすごくって
今はそこまでではないんだけれど(何かと忙しいのでね)まぁ曲をつくることだけは何故か出来る。

別に自分には天賦の才能があるとか、そういうことを言ってるわけではないです。
(前にも書きましたが自分の能力を割と的確に判断出来るタイプなので)
他のことと比べて音楽にだけ、異様に興味と執着がある というだけのことです。
それを40年以上続けてきたので、もう今更無くなるわけがないと思う。
自分はミュージシャンで、だから音楽を作ろう!みたいな感じでは、もはや無く
作れるし作るのが自然だしなぜか作らなきゃいけないと思っているので
やっぱり、辞める理由が無い。

今年の抱負てきな事をツイッターに書いたときに
確か「自分にとって音楽は辞める辞めないの問題ではない」と書いた気がするのだけれど
こういうことです。

音楽を引退宣言する方たちは、音楽を作らない人生をどうぞ楽しんでください。
(嫌味とかそういう風にとられたら悲しいです。文面どおりの意味です)



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by wankorosan | 2018-01-26 12:43 | ヒトリゴト